福島県いわき市で会社社長の石川光枝さん=当時(59)=を殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職佐藤文彦被告(49)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が17日、水戸地裁(河村潤治裁判長)で開かれ、検察側は「動機に同情の余地はない」として、無期懲役を求刑した。判決は19日。
検察側は論告で、佐藤被告が借金を重ねて生活に困ったことから、家の購入をめぐり知り合いだった石川さんの現金を奪って殺害することを考え、凶器などを準備したと指摘。遺体をがけ下に遺棄して逃走し、引き出した現金をパチンコに使うなど、「冷酷で悪質極まりない」と主張した。
弁護側は「取り返しのつかないことをしたと後悔し、反省している」などとして、懲役30年が相当と意見を述べた。
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